Moi!こんにちは、cory-paradiseです。
多くのアクアリストを魅了しているコリドラス。
アクアリウムでは南米原産の小型ナマズの一種と紹介されます。
独特の姿と仕草が大人気で、初心者からベテランアクアリストまで幅広く飼育されています。その愛らしさから、SHOPで見かけて衝動的にお持ち帰りしてしまった方も多いことでしょう。
そんなコリドラスの魅力を、これまでの飼育経験を元にcory-paradiseが独断と偏見で語らせていただきます。
とにかく種類が多い!
コリドラスは記載種だけで160種以上。
未記載種も含めると200種を超える豊富さです。
ざっくり言うと、学名のついた種類のことが記載種、学名がまだついていない種類のことが未記載種ですね。
しかも未記載種というとレアなイメージでめったにお目にかかれないと思うでしょうが、結構SHOPでもよく見かける身近な種類だったりします。
集める楽しさ&コレクション性は熱帯魚の中でも随一でしょう。
コリドラスは大別すると、鼻先(吻)の形状からショートノーズ、セミロングノーズ、ロングノーズといった分類をします。また、体形からエレガンス系、アエネウス系と言った分別をされることもあります
ショートノーズよりも、さらに垂直に吻が下を向いている種をラウンドノーズ、もしくはロレト系と呼ぶこともあるよ。
コリドラス全種をコンプリートすることはまず不可能でしょうが、数ある中からお気に入りを見つけて集めたり、タイプ別に飼育してみたり、とことん1種にこだわって飼い込んでみたりと十人十色の楽しさが味わえます。
愛嬌抜群でカワイイ
コリドラスは底床付近をちょこちょこと泳ぎ回り、優れた感覚器官であるヒゲを用いて餌を探します。また「吻」を水底に突っ込み、砂や堆積物ごと口内に含んで微生物を濾しとって食べ、無機物をエラから排出しています。
この独特な仕草を表現する言葉として「もふもふ」は有名ですね。
誰もがカワイイ!と感じる、コリドラス最大の愛されポイントですね。
コリドラスの腹ビレは雌雄で形が異なり、雌は産卵時に腹ビレで卵を抱えた状態で運び産み付けます。
そのため腹ビレの棘条(きょくじょう)が丈夫に発達しており、底床や流木の上で体を支えることが出来ます。
この姿を「腹ビレ立ち」と呼びます。
ちょこんと立ち止まる姿が実に愛らしいですねー。
他には魚類としては珍しい仕草として、まばたきやウィンクもします。
また、水面に急浮上して空気を吸い込む「腸呼吸」もコリドラス独自の仕草として親しまれていますね。
腸呼吸は「水面ダッシュ」とも言うよ。時にはヒヤリ!とするほど水しぶきが激しく飛ぶときもあるから、水槽周りに濡れたら困るものは置かないようにしましょうね。
コリドラスは野生下では群れで生活しています。
そのため水槽内でも1匹が泳ぎだすと次々に追従して泳ぐ姿が観察でき、その光景はなんとも和やかで癒されることでしょう。
飼育者それぞれに愛されポイントがある、素晴らしい熱帯魚ですね。
飼育が容易
コリドラスはアマゾン川流域に生息しています。
そのため、飼育にあたっては弱酸性の軟水で、種によってはブラックウォーターが適していると言われますが、実際はそうでなくても案外大丈夫なものです。
比較的安価なブリード固体であれば、日本の水道水をカルキ抜きしただけでも飼育は可能です。そういった水作りに神経質にならずとも飼育可能な固体が多く流通しており、手に入り易いのもコリドラスの良いところです。
また小型魚としては寿命は長く、10年以上飼育している例も珍しくありません。
とは言え、貴重なワイルド種とかは細心の注意をはらう方が無難ですね。
注意点としては、コリドラスは意外と大食漢です。
きちんと餌が行き渡っているか確認しないと、小さい個体や弱い個体は餌不足に陥りやすくなります。
他魚との混泳水槽ではコリドラスのいる底床付近に餌が届く前に食べ尽くされ、餌不足の傾向が一層強くなりますので、この問題に頭を悩ませているアクアリストは多いことでしょうね。
専用のタブレット餌を投与したり、上層・中層を泳ぐ魚に奪われないよう底層まで餌を届けてあげる工夫が必要です。
そして、よく食べることに比例して糞が多いことも注意点として挙げられます。
水換えの際には底床の掃除をしながら、人力で糞を吸い出すことが病気予防の観点からしても重要なポイントになります。
温和な性格
コリドラスはいたって平和主義者!
コリドラス同士はもちろん、他の熱帯魚とも争うことはほとんどありません。
そのため混泳水槽に入れることを薦められることも多いですし、実際にSHOPでも他の熱帯魚と同じ水槽に入れて販売しているケースも多いです。
とは言え前述したとおり、大食漢で糞が多いことは十分に考慮しましょう。
小型のフグなど他魚のヒレを齧る癖のある魚には被害に会い易いです。
また、同じ底層を住処とする魚との相性もよくありません。
そういった意味で意外と思われる方も多いかもしれませんが、プレコとの混泳は難しい例の一つとして挙げられます。
他の魚の食べ残しを掃除する目的で混泳させることが多いよね。でも特徴をしっかり掴んでおかないと、餌不足とか思わぬ混泳失敗になりかねないよ。
繁殖も狙える
コリドラスを飼育していたら産卵した!
という話をよく聞くとおり、コリドラスは繁殖例の多い魚としても知られています。
Tポジションと呼ばれる独特な繁殖行動はとても有名ですね。
その体に似合わない大きな卵を産む種類もいれば、一度に大量に産卵する種類もいます。
また、大抵の種の稚魚は孵化ブラインシュリンプを食べられるサイズで生まれてきますので、飼育下でも稚魚の生存率が比較的高いです。
さらに、こういった繁殖・育成事例はネット上にも数多くあります。必要な情報に困りにくいこともコリドラスの繁殖を楽しめる一因ですね。
国内実績のあるプロフェッショナルやブリーダーさんが情報を公開しているから、しっかり学習できるよ。このサイトでも繁殖に関する記事を公開していくからね。
あとがき
いかがでしたでしょうか?
まだまだ語り足りない事がたくさんありますが、それらをピックアップしながら今後の記事でお話ししていきたいと思います。
これからも是非、お楽しみいただけたなら幸いです。
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